ノースロップ・グラマンは現地時間10月20日、開発中のステルス戦略爆撃機B-21「Raider(レイダー)」を12月2日にカリフォルニア州パームデールの同社施設でロールアウト(お披露目)すると発表した。
式典は招待者のみを対象に開く。ノースロップ・グラマンと米空軍は今年5月に、B-21の初飛行が2023年になるとの見通しを示しており、実施時期は地上試験の結果に基づいて決定する。ロールアウトの時期は、これまで12月第1週としていた。
第6世代機となるB-21は、退役が見込まれている米空軍のB-1とB-2を置き換え、1955年から運用しているB-52と併用する形で導入を始め、順次更新する見通し。ノースロップ・グラマンは2015年に契約を締結し、米空軍は少なくとも100機を調達する見込みで、200機近くなる可能性がある。
イメージイラストによると、外観は1989年に初飛行し、1997年に運用を開始したノースロップ・グラマンのB-2のような全翼機。同社によると、置き換え対象となるB-52やB-1、B-2よりも優れた搭載量や航続距離、攻撃力になるとみられる。愛称のレイダーは、第二次世界大戦で1942年4月に日本本土に対する初の空襲「ドーリットル空襲」を行った「ドーリットル爆撃隊(Doolittle Raiders)」にちなんだもの。
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U.S. Air Force
Northrop Grumman
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