10月3日午後1時ごろ、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の那覇発小松行きNU36便(ボーイング737-800型機、登録記号JA07RK)が鳥取県の美保飛行場(米子空港)付近上空を飛行中、機体が急に揺れて客室乗務員1人がけがを負った。JTAによると、7日に病院で2回目の診察を受けた際、右足親指の付け根の骨を骨折していたことがわかった。国土交通省航空局(JCAB)は同日、けが人が出たことから「航空事故」に認定した。乗客100人(幼児2人含む)にけがはなかった。
JTAによると、NU36便は米子空港付近上空の高度約1万1300メートルを飛行中、突然の揺れに遭遇。けがをした客室乗務員は、座席の背をつかみ踏ん張った際に右足に負荷がかかり、親指付け根付近に違和感を覚えたという。
客室乗務員は体調に問題がなかったため、折り返しの小松発那覇行きNU37便に乗務したが、帰宅後に痛みが引かなかったことから翌4日に医療機関を受診して安静にしていた。しかし、その後も痛みが引かないため7日に再度受診したところ、右足親指の付け根の「右母趾種子骨」が骨折していたことから、10日間の安静を要する診断を受けた。
NU36便は那覇を3日午前11時2分に出発。小松には午後1時32分に到着した。乗客100人とパイロット2人、客室乗務員4人の計106人が乗っていた。
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