米陸軍は、大型輸送ヘリコプターCH-47FブロックII「チヌーク」をこのほどボーイングに2機追加発注した。今回の契約で発注済みの機体は6機となった。大型輸送ヘリの近代化を進める。
CH-47FブロックIIは燃料タンクを再設計し、強化された胴体とドライブトレインなどを採用することで、積載量と運用範囲を拡大。最大総重量はブロックIの5万ポンドに対し、ブロックIIは5万4000ポンドに増加した。
米陸軍は2021年にボーイングと1億3600万ドルの契約を締結。今年4月にブロックIIの最初の4機の量産が開始された。今回の契約は第2ロットで6300万ドル相当となり、第3ロットの先行調達契約2900万ドル相当も別途獲得した。
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