全日本空輸(ANA/NH)は、3機保有する総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」のうち、未就航の3号機(登録記号JA383A)を2023年度以降に投入する方針を固めた。A380は成田-ホノルル線の専用機材で、今年7月に定期便運航を再開。9月28日発表の国際線計画では、今年度内は2機のA380を最大週5往復投入する。2023年3月からは成田-ホノルル線を週7往復に増便するが、A380は定期整備による機材繰りで週3往復の運航になり、3号機の今年度内の就航も見送る。
—記事の概要—
・整備フライト3回
・21年に初Cチェック
整備フライト3回
3号機はエアバスの塗装工場がある独ハンブルクで、2020年1月24日にお披露目された。当初は同年4月に受領し、6月から当時週14往復だった成田-ホノルル線全便をA380による運航に切り替える計画だった。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で正式受領が1年半延期となり、成田空港には2021年10月16日に到着した。
これまでに乗客を乗せない整備目的のフライトを今年2月5日、5月14日、9月7日の計3回実施しているが、商業運航には投入されていない。
ANAは、今年7月1日に成田-ホノルル線を週2往復で再開し、A380を再投入。週末の金曜と土曜に運航している。冬ダイヤ初日の10月30日からは水曜を増便して週3往復化し、年末年始の繁忙期を控えた12月1日からは週5往復に増便して毎週水曜から日曜まで運航する。
3月6日からは週7往復(1日1往復)に増便するが、4クラス520席のA380は
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