官公庁 — 2022年9月13日 22:37 JST

レイセオン、改良型AMRAAMミサイル受注 米軍向け9.7億ドル

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 米レイセオン・テクノロジーズ傘下のレイセオン・ミサイルズ&ディフェンス(RMD)は、改良型の中距離空対空ミサイル「AMRAAM(アムラーム)」の契約を9億7200万ドル(約1406億円)で米空軍から受注した。ミサイルのハードウェアとソフトウェア双方をアップデートするF3R(形状・組み込み・機能の刷新)プログラムの下で開発されたAIM-120D3とAIM-120C8ミサイルの全ロットを製造するAMRAAM初の契約となる。

中距離空対空ミサイル「AMRAAM」(レイセオン提供)

 同契約では、米空軍と海軍にミサイルを提供するほか、米国と同盟国の生産ラインを拡張し、19カ国にAMRAAMを供給する。

 F3Rプログラムでは、ミサイル誘導部の回路基板とハードウェアをアップグレードすることで、AIM-120D3とAIM-120C8 AMRAAMのレガシーソフトウェアをリホストした。

 米空軍は、6月に生産型のAIM-120D3の標的に対する初の実射試験に成功。年内に2回の実射試験を予定している。

関連リンク
Raytheon Technologies

F-22、社外製ソフトの初運用成功 低コストで高移植性(22年9月3日)
英次世代戦闘機テンペスト、前部胴体を公開 日本も参画、5年以内に初飛行=ファンボロー航空ショー(22年7月21日)
英BAE、THAAD向け赤外線シーカー供給(22年8月18日)
ノースロップ・グラマン、AARGM-ERミサイルの実射試験3回目成功(22年7月23日)
レイセオン、日本との関係構築から50年 社長「日本市場に注力」(16年10月12日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post