エアライン — 2013年9月10日 08:21 JST

デルタ航空、日本路線ビジネスクラスの機内食刷新

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 デルタ航空(DAL)は、日本と米国を結ぶ路線のビジネスクラスで提供される機内食のリニューアルを進めている。ロサンゼルス、ポートランド、シアトル、サンフランシスコへ向かう西海岸路線では、カリフォルニアのナパ・バレーに拠点を置く人気シェフ、マイケル・キアレッロ氏のメニューを導入した。

西海岸路線で提供するキアレッロ氏のメニューのイメージ(デルタ航空提供)

キアレッロ氏(左)と石本氏(デルタ航空提供)

 日本と米国本土を結ぶ路線のビジネスクラスでは、洋食メニューと和食メニューを用意。洋食メニューのメインコースは4種類から選べ、ひとつは麺類やチャーハンなどの中華系料理となっている。デザートには、アイスクリームサンデーやミニケーキ、フルーツなどのほか、チーズ類や各種デザートワインも提供する。羽田発の深夜便では、深夜の食事時間を短縮し、早めに寝られるようにサービス時間を短縮した別メニューを提供している。メニューは3サイクルあり、1カ月ごとに変更している。

 西海岸路線のメニューを担当したキアレッロ氏は、1995年にフード&ワインマガジンにより年間最優秀シェフに選ばれたのをはじめ、これまでに数々の賞を受賞。2012年にはジェームスベアード財団から「西海岸最高シェフ」に選出された。西海岸で数々の人気レストランを経営するキアレッロ氏が考案した機内食メニューは、ルーツである南イタリア料理と、ナパ・バレーの現代的なライフスタイルが融合されているという。ファーストコースの前菜と、セカンドコースのサラダ、メインコース3種類がキアレッロ氏監修によるもの。

 ニューヨーク、アトランタ、デトロイト、ミネアポリスへ向かう東海岸・中西部行きフライトには、9月25日からDALの成田機内食部総料理長、石本正敏氏による新メニューを導入する。

 米国本土とハワイ行きフライトで提供している和食コースでは、日本を出発するフライトで全面リニューアルを終えたほか、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨークから日本へ向かうフライトでも改良を行い、食材の新鮮な風味を生かした和食を9月末から搭載する。

 また、機内に搭載するビールの銘柄に、新たにサントリーのプレミアムモルツとキリンの一番搾りを追加。従来のアサヒに加え、すべてのビール銘柄はエコノミークラスでも無料で提供する。エコノミークラスではソフトドリンク類のほか、ビールやワイン、日本酒が無料で、カクテル類やスピリッツ類は700円(7ドル)となる。ビジネスクラスとエコノミーコンフォート(プレミアムエコノミー)では、全アルコール類を無料で提供する。

 DALでは、日米路線の機内食リニューアルが完了したことを受け、新たに日本とアジアを結ぶ路線の機内食メニュー刷新プロジェクトを開始。来年初旬を目処に、新メニュー導入を予定している。

東海岸とハワイ路線のメニュー(デルタ航空提供)

和食メニュー(デルタ航空提供)

デザート類(デルタ航空提供)

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デルタ航空

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