国土交通省は9月4日、羽田空港国内線の発着枠のうち、地方自治体と航空会社が共同で地方路線の利用者を増やすアイデアを出し合い、優れた提案に配分する「コンテスト枠」の評価基準を発表した。提出期限は10月15日午後6時15分必着で、11月中にコンテスト選定路線を決定する。
コンテスト枠は2014年3月30日からの夏ダイヤで1日3枠(往復分)設け、15年冬ダイヤまでの2年間運用する。対象路線は、羽田-庄内、佐賀、鳥取、三沢、八丈島、能登、石垣、稚内、南紀白浜、大館能代、中標津、奄美大島、宮古、石見、紋別、山形、大島、三宅島、中部、久米島の計20路線。
地方自治体などと航空会社が共同で地域活性化につながるアイデアを出し、政策コンテストで評価。旅客数が少ない地方路線の充実を図る。発着枠3枠は、新規路線開設枠と国内地方路線枠として暫定利用しているものを充当する。
提案内容は有識者会議「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」が、需要開拓に向けた施策など26項目の評価基準に基づいて評価を行い、同懇談会の評価を踏まえて国交省が対象路線を決定する。
コンテストによる提案の評価と選定が終わるまでは、応募予定や応募済みの地方自治体や関係者が、懇談会委員と選定過程で必要とする場合以外に接触することを禁じている。
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国土交通省