一般社団法人 航空イノベーション推進協議会(AIDA)は、代替燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」の技術動向を学べる講習会を7月15日に開講する。全5回の講習会で、二酸化炭素(CO2)削減への取り組みを総合的・俯瞰的に理解できる講習をオンラインで提供する。
連続講習会「サステナブル航空燃料SAF」は、IHI(7013)や三菱重工業(7011)などから専門家を招き、SAFの現状などを解説する。講習は1コマ90分で、ビデオ会議システム「WebEx」を通じ、7月15日から8月8日までの期間中に内容の異なる講習を5回提供する。
申し込みは7月8日午後5時まで、先着順で受け付ける。受講料は5回総額5000円。講習後には修了証を送る。
連続講習会
1回目:航空業界のCO2削減とSAF,および微細藻類からのSAF生産(7/15 16:00から17:30)
2回目:バイオマスガス化FT合成によるSAF製造実証および事業化検討について(7/22 16:00から17:30)
3回目:FT合成技術を中心としたSAF製造技術(8/3 16:00から17:30)
4回目:OPERAプロジェクトのSAF重点化(8/8 14:00から15:30)
5回目:ICAO CORSIA及び長期目標でのSAFの位置付け(8/8 16:00から17:30)
関連リンク
航空イノベーション推進協議会
AIDA連続講習会No2 サステナブル航空燃料SAF
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