官公庁, 機体 — 2022年7月5日 11:02 JST

川重、警察庁にBK117 D-3初納入 秋田・埼玉に

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 川崎重工業(7012)は、警察庁へ最新中型双発ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を2機引き渡した。警察庁へは初納入で、秋田県と埼玉県で運用される見通し。

警察庁に納入されたBK117 D-3(川重提供)

 警察庁は2020年にBK117 D-3を2機発注。D-3はBK117 D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えたキャビン、後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス搭載といった特長を継承した。最新式の5枚ブレードによるメインローター・システムの採用などにより、D-2と比べて有効搭載重量が約150kg増え、整備期間を約50%短縮している。

 BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。

 6月30日時点で、川重の納入分は185機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で1700機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。

関連リンク
BK117-D3型の紹介(川重)
川崎重工業

川崎重工、BK117 D-3の型式証明取得 日本で飛行可能に(21年6月5日)
川重、BK117 D-3受注 警察庁とミネベアミツミ現地法人から(20年6月18日)

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