定額制の宿泊サービスを運営するKabuK Style(カブクスタイル、長崎市)と日本航空(JAL/JL、9201)は6月16日、2021年に実施した「航空サブスクサービス」の実証実験の第2弾を22日から始めると発表した。前回は羽田発着の国内線10路線が対象だったが、国内全路線規模の143路線に拡大し、定額制による移動促進で地域活性化につなげる。
1回目の実証実験は2021年8月から11月に500人を対象に実施。両社によると、若年層が多く参加し、半数がワーケーション目的で、行き先の分散など航空サブスクサービスがもたらす効果を確認できたという。
今回は実証実験の結果を踏まえ、より柔軟な旅のスタイルに対応できるよう路線を拡大し、直行便往復のみだったものを片道や周遊の予約を可能にした。募集人数も2倍の1000人に増やす。
対象はKabuK Styleが運営する旅のサブスクサービス「HafH」会員で、月額2万9800円の「ライト」、月額3万9800円の「スタンダード」、月額8万2000円の「プレミアム」の3プランで、3カ月継続する必要がある。新規会員は初月分を1万円割り引く。
申し込みは6月22日から7月31日まで受け付け、対象出発日は7月1日から9月30日まで。
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