全日本空輸(ANA/NH)は6月9日、国内線の7-8月分の運航計画を発表した。2カ月で1000便超を減便するものの、羽田発着路線は7月2日以降、コードシェア(共同運航)を除いた自社運航便を全便運航する見通し。ANAによると羽田路線で減便が発生しないのは、新型コロナウイルスが流行した2020年3月以降、ゴールデンウイークなどの多客期を除き初めてだという。
7月1日から8月31日までの期間中、7月は9路線562便、8月は5路線558便が減便となる。期間中に1便も運航しない運休路線は5路線で、国際線に接続する成田発着の中部、札幌(新千歳)、仙台、新潟、那覇の各線が対象となる。7月1日のみを対象とした一部減便は4路線で、岩国発羽田行きと鹿児島発伊丹行き、那覇発関西行き、福岡発中部行きの4路線4便を運休する。
ANAによると、7-8月の旅客数はコロナ前の8割まで回復を見込んでいるという。7月は羽田-札幌・福岡・那覇と、中部-札幌の4路線で臨時便を160便設定するなど、需要増に備える。
7月1日から8月末までの羽田発着の運航便数は、コロナ前の2019年は2万3475便だった。今年は臨時便を含め2万3830便を計画し、コロナ前を上回る見通し。
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全日本空輸
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