ボーイングは現地時間8月24日、787型機の長胴型となる787-9の初号機が完成したと発表した。米ワシントン州のエバレット工場からロールアウトした。
787-9は全長が6メートル長くなり、航続距離が300海里(555キロメール)延長しながらも、消費燃料は同クラス機よりも20%削減できるとしている。座席数は787-8の210から250席に対して40席増加し、250から290席となる。
初号機の塗装は、垂直尾翼に787-9の「9」を大きく描いた新デザイン。7月27日にボーイングの塗装工場を出場している。ボーイングによると、2号機と3号機は最終組立が進んでいるという。
初飛行は今夏以降となる予定で、787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ)へは、2014年中頃に初号機が引き渡される予定。ANZは787-9を10機を発注済み。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
・ニュージーランド航空、787-9を成田投入
・ボーイング、787-10をローンチ 18年引き渡し開始
【お詫び】
塗装工場出場を伝える記事で、「ロールアウト」の表現に誤りがありました。お詫びして訂正致します。