ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、新型機エアバスA321LRの初フライトとなる成田発着周遊フライトの航空券を5月24日から先着順で販売する。定期便就航前日の6月30日に実施するもので、機側で機体を撮影できるオプションプランも用意する。
A321LRは7月1日の成田発福岡行きGK503便が定期便初便となり、前日に周遊フライトを実施する。成田を午前11時に出発し、午後1時に戻るスケジュールで、旅行代金は1人の場合、窓側が2万円、座席指定なしが1万5000円などとなる。申込はジェットスターのウェブサイトで5月24日午前10時から6月15日午後5時まで受け付け、定員に達した段階で終了する。
また、機体を機側で撮影できるオプションを用意。抽選で最大5組までで、1組3000円となる。
A321LRは、新型エンジンで燃費を向上させたA321neoの航続距離延長型。機体外観は新デザインとなり、ジェットスターのコーポレートカラーであるオレンジ色を尾翼と機体底部に配し、翼端のシャークレットには同社のロゴを入れた。座席数は1クラス238席で、現行機のA320ceo(A320従来型、1クラス180席)と比べて58席増え、シートは独レカロのBL3710を選定した。シートピッチは従来とほぼ同様の28インチ(71.12センチ)から39インチで、各席に充電用USB端子を設ける。
エンジンはCFMインターナショナル製LEAP-1Aで、3個目の中央燃料タンクを追加することで航続距離を約7408キロ(4000海里)に延長できる。燃費はA321ceoと比べて約15%向上し、静粛性も高まる。中距離国際線への参入を見据えた機材だが、新型コロナウイルスの影響で需要が減少しているため、高需要の国内幹線から投入することになった。
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