米国運輸保安局(TSA)は、航空機を含む公共交通機関でのマスク着用義務を現地時間4月18日付で取りやめた。米フロリダ州の連邦地裁が18日に、公共交通機関でのマスク着用義務を「無効」と判断したことを受けた措置で、米航空各社も同日付けで追随する動きがみられる。
マスク着用を事実上撤廃した航空各社のうち、アメリカン航空(AAL/AA)は、利用客と従業員は米国内の空港と国内線でマスク着用が不要となったと18日に発表。一方で「地域の条例や国際線の搭乗時にはマスクが必要な場合がある」と注意を呼びかけている。
アラスカ航空(ASA/AS)も18日に、「2年近く前から搭乗券のようなものだった」(同社)マスクの着用を任意とすると発表。カナダ発着の国際線ではマスク着用が引き続き必要で、カナダのほかベリーズとコスタリカ、メキシコの各国の空港では必要だとしている。
サウスウエスト航空(SWA/WN)も、マスク不要の方針を18日に発表。機内とほとんどの空港で不要となったものの、一部の都市や州、国では着用が求められる可能性があることから、渡航先の情報を確認するよう呼びかけている。
関連リンク
Transportation Security Administration
米航空各社のこれまでの対応
・ユナイテッド航空、全乗客に健康チェック義務付け マスク着用も(20年6月12日)
・アメリカン航空、乗客のマスク着用義務化 全便対象、日本路線も(20年5月12日)
・デルタ航空、乗客にもマスク義務化(20年5月5日)
日本の国内航空各社の対応は
・マスク着用は義務?要請? 国内航空会社11社に聞いた(20年5月30日)
日本で起きたマスク着用トラブル
・機内でマスク拒否、エア・ドゥが呉市議ら降ろす 釧路発羽田行き遅延1時間超え(22年2月8日)
・ピーチ機内でマスク拒否の男逮捕 傷害や航空法違反など疑い、認否は保留(21年1月20日)
・マスク拒否でCAや乗客威嚇 ピーチ釧路発関西行き、男性客の安全阻害行為で臨時着陸(20年9月8日)
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