成田空港3タミ、カラフルなストリートピアノ　GW期間限定、誰でも演奏可

　成田空港を運営する成田国際空港会社（NAA）は4月19日、拡張を進めているLCC専用第3ターミナル（T3）にストリートピアノを設置すると発表した。ゴールデンウイークの多客期を含む21日から5月8日まで、カラフルなピアノが利用客を出迎える。

成田空港T3に期間限定で設置するストリートピアノ（NAAの資料から）

　設置するピアノは、東京建物（8804）がアートを通じて障がい者の社会進出を進めているヘラルボニー（盛岡市）と制作。拡張部は「ビビッド」をテーマとしており、テーマに沿ったデザインに仕上げた。

　ピアノはT3 2階出発ロビーのシーティングスペース周辺に設置。利用時間は午前8時から午後8時までで、誰でも利用できる。また設置期間中に、空港スタッフによるサプライズ演奏も予定する。

　拡張部はT3に隣接していた第5貨物ビルを撤去し、空いたスペースに出発ロビーを増築。自動チェックイン機を36台、自動手荷物預け機を24台導入し、手続きの効率化による「ファストトラベル」の実現を目指す。

　今回の拡張では、第2ターミナル（T2）からT3へのアクセス通路も新設した。通路は4月5日から先行供用し、拡張部は21日からスタート。T3を使用するジェットスター・ジャパン（JJP/GK）とジェットスター航空（JST/JQ）、スプリング・ジャパン（旧春秋航空日本、SJO/IJ）、チェジュ航空（JJA/7C）の4社のうち、拡張部にはスプリング・ジャパンを除く3社が移転し、ジェットスター・ジャパンが移転初日の21日から使用する。

ビビッドがテーマの成田空港第3ターミナル拡張部＝22年4月4日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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