成田空港を運営する成田国際空港(NAA)とグループ会社のグリーンポート・エージェンシー(GPA)は4月15日、開港以来初めて滑走路に降りられるバスツアーを5月21日に開催すると発表した。開港記念日である20日の翌朝に、国内最長4000メートルを誇るA滑走路の一部を歩くことができる。また、スポット緯度経度表示灯など、成田空港で活躍したジャンク品も販売する。
ツアーは午前3時30分ごろから5時間程度実施する予定。天井のない日の丸自動車興業の2階建て観光バス「スカイバス」に乗車してA滑走路内を走行後、一部エリアでバスから降りて滑走路を歩く。午前6時の滑走路運用開始に合わせ、着陸機の見学やエプロンを走行する航空機などをNAAが管理する施設「ランプセントラルタワー」から空港全体を一望する。また、誘導路中心線灯やターミナルで使われていたイスなど、ジャンク品の販売会も希望者向けに開く。
税込の旅行料金はバス代やオリジナルグッズ代、弁当代込みで2席1人が4万円、2席2人が7万円、最前列は2席1人または2人で9万円で、最大40人の抽選販売。1組2人まで応募でき、4月20日午後5時までGPAのウェブサイトで受け付け、当選者には25日以降に連絡する。
GPAによると、昨年同様のバスツアーを企画したところ約400件の応募があったものの、緊急事態宣言の延長で実現できなかった。今回はスカイバスやジャンク品販売会などを加えて開催することにしたという。
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