エアライン, 空港 — 2022年4月14日 19:52 JST

MROジャパン、那覇で格納庫見学ツアー

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANAあきんどと整備会社MRO Japan(MROジャパン)は4月14日、那覇空港でMROジャパンの機体整備工場(格納庫)見学事業を始めると発表した。5月16日から実施する。同社が見学ツアーを開催するのは初めて。

機体整備工場見学ツアーを実施するMROジャパン=PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

那覇空港にあるMROジャパンの格納庫=PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 ツアーの所要時間は約2時間40分で、旅行代金は1人税込5000円。期間は5月16日から7月29日までの平日で、6月30日までは午後の部のみの1日1回、7月1日以降は午前と午後の1日2回開催となる。小型機から中大型機まで最大4機が入る格納庫内で、機体や整備作業などをMROジャパンのスタッフの案内で見学する。

 MROジャパンの格納庫は沖縄県が建設したもので、県は航空機整備事業を中心とした航空関連産業の集積を目指している。ANAあきんどはグループの地域創生事業を手掛けており、ツアーはANA X(ANAエックス)が販売する。

 MROジャパンは2019年1月から那覇で事業を開始し、前身の全日空整備時代から使用してきた伊丹空港の格納庫から全面移転した。ANAグループの機体を中心に日常の整備や自動車の車検にあたるCチェック(重整備)、塗装作業などを手掛けており、テレビアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターを描いたANAの特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと -弐-」(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA608A)のデカール貼りは同社が行った。

那覇空港のMROジャパン格納庫でお披露目されたANAの特別塗装機「鬼滅の刃じぇっと -弐-」=22年3月24日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

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MRO JAPAN 機体整備工場見学ツアー
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