エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2022年4月11日 15:00 JST

ANA、737-500整備訓練機の撮影ツアー 航空教室も

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 全日本空輸(ANA/NH)は4月11日、退役機を活用している整備訓練専用機(ボーイング737-500型機、登録記号JA301K)を活用したツアーを始めると発表した。羽田空港の格納庫で5月の週末に2日間ずつ、航空教室や撮影など各日で内容の異なるツアーを実施する。当初は3月に企画していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「まん延防止等重点措置」が適用されていたことから延期となっていた。

ツアーに活用するANAの整備訓練専用737-500=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 航空教室は5月14日と15日で、ANAグループのパイロットや客室乗務員などによる航空教室と訓練機見学をセットにする。撮影ツアーは21日と22日で、整備訓練機を間近で撮影できる。

 航空教室付きのツアーは午前と午後の2部制で、午前11時30分と午後1時ごろに羽田空港第1ターミナルの講堂に集合する。ツアー全体では4時間30分で、航空教室は60分間。訓練機見学は1時間10分で、コックピットやギャレー(厨房設備)、機体をパイロットや客室乗務員が説明する。

 撮影ツアーも午前と午後の2部制で、午前10時と午後3時ごろに格納庫近くのANAコンポーネントメンテナンスビルに集合。ツアー全体で2時間、訓練機の撮影は1時間を予定する。機体まわりに撮影エリアを数カ所設け、各エリアごとに撮影できるようにするという。

 航空教室は4月11日から専用サイトでの受付を開始した。撮影ツアーは19日午後2時から受け付ける。

 訓練機材となるJA301Kは1997年4月21日に製造され、当時のエアーニッポン(ANK/EL、現ANA)が同年5月20日に受領。商業運航の最終便は、2018年2月1日の小松発福岡行きNH1231便だった。退役後の同年7月からは整備訓練専用の機材として、実証実験やグランドハンドリング(グラハン、地上支援業務)のコンテストなどで活躍している。

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