金の鶴丸JAL 787、40日間で運航終了　通常塗装に

　垂直尾翼の鶴丸ロゴを金色にした日本航空（JAL/JL、9201）のボーイング787-8型機（登録記号JA835J）が4月1日で特別塗装での運航を終え、羽田空港で通常塗装に戻す作業が進められている。

4月1日で金の鶴丸塗装での運航を終えたJALの787-8 JA835J＝22年2月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　金の鶴丸ロゴは、2月20日に閉幕した北京冬季オリンピックや3月に開かれたパラリンピックの出場選手へJALが感謝の気持ちを表したもの。東京大会に合わせて2021年に運航した「みんなのJAL2020ジェット」の3号機（エアバスA350-900型機、JA06XJ）と同様、垂直尾翼に金の鶴丸ロゴをデカールで描いた。使用した機材は787-8の国際線仕様機で、座席数は2クラス206席（ビジネス30席、エコノミー176席）だった。

　オリンピックの閉会式翌日21日には、銀メダルを獲得したカーリング女子「ロコ・ソラーレ」の選手らを乗せて成田空港へ到着。その後は787で運航している成田発着の短距離国際線に投入し、4月1日のジャカルタ発成田行きJL720便が最終運航となり、金の鶴丸での商業運航は2月21日から4月1日までの40日間だった。

　1日のJL720便は現地時間午前6時35分にジャカルタを出発し、成田には午後3時51分に到着。翌2日昼に羽田へJL8123便としてフェリーされた。復帰初便は6日の羽田発広州行きJL87便を予定しており、乗客を乗せない貨物専用便として運航する。

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