空飛ぶクルマやドローンを手掛けるTerra Drone(テラドローン、東京・渋谷区)は3月23日、シリーズBラウンドで総額80億円の資金調達を実施したことを発表した。
三井物産(8031)、SBIインベストメント、東急不動産ホールディングス(3289)、九州電力送配電、西華産業(8061)などが新たに投資し、既存投資家のベンチャーラボインベストメントは追加投資を実施した。東急不動産HDは出資するCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド)を通じて出資した。
また、国土交通省傘下の官民ファンドで日本企業による海外の交通・都市開発事業への参入を支援する「海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)」から、SPC(特別目的会社)を通じてテラドローンの関係会社Unifly N.V.への共同出資枠を確保した。
テラドローンは空飛ぶクルマやドローンの運航管理システムなどを手掛けており、世界導入1位のUnifly(ユニフライ)の筆頭株主。JAXA(宇宙航空研究開発機構)からは一部の技術移転を受けている。今回調達した資金を活用し、運航管理システム事業や採用活動などに投資する。
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