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ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は2月25日、行き先を選べないカプセル型自販機「旅くじ」を札幌PARCO（札幌パルコ）に設置した。1回5000円で、札幌（新千歳）発の国内線6路線の航空券が購入できる6000円分または1万円分のポイントなどがカプセルに封入されている。初回充てん分は北海道名物のトウモロコシにちなみ「黄色の旅くじ」を6個限定で用意し、ポイントも3万円分に増額した。
札幌PARCOに設置されたピーチの「旅くじ」初来店者の田島さん（中央）＝22年2月25日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
旅くじの自販機は、札幌PARCO 8階レストランフロアのエレベーター前に設置。行き先がランダムで入っており、旅行先を自分で選べないため、購入時にわくわく感を味わえる。対象は札幌発の成田、仙台、中部、関西、福岡、那覇行きの計6路線で、カプセルに入っている指定された行き先のみ使える「ピーチポイント」の交換コードをウェブサイトで入力すると、航空券に交換できる。カプセルにはクリアするとチャンスがある旅先でのミッションと、オリジナルの缶バッジも同封した。
購入はスマートフォンによるキャッシュレス決済サービス「PayPay（ペイペイ）」のみ。有効期限は約半年間で、期限までに予約すればその時点で販売している有効期限以降の航空券も購入可能。例えば8月25日が有効期限だった場合、搭乗日が同日以降の航空券を購入できる。
旅くじは2021年8月から第1弾の大阪・心斎橋PARCOで販売し、10月からは渋谷PARCO、11月から名古屋PARCO、12月から福岡PARCOで販売しており、12月17日からは機内販売もスタート。札幌は店舗販売で5カ所目となった。
札幌PARCOで旅くじをお披露目する（左から）ピーチの小笹ブランドマネージャー、客室乗務員、担当者＝22年2月25日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
旅くじを企画したピーチの小笹俊太郎ブランドマネージャーは「もう1回旅を思い出すきっかけになれば」と話した。
札幌で一番乗りした田島幸代さんは、関西行きを希望していたところ、見事希望通りの旅くじを手にした。「ピーチは3月1日で就航10周年なので大阪に行きたいと思っていた。大阪でおいしいものをたくさん食べたい」と笑顔を見せた。
札幌PARCOで販売するピーチの旅くじ＝22年2月25日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
札幌PARCOに設置されたピーチの「旅くじ」に並ぶ来店客＝22年2月25日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
札幌PARCOに設置されたピーチの「旅くじ」初来店者の田島さん（中央）＝22年2月25日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
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