日本航空(JAL/JL、9201)の国内線用ボーイング777-300型機に搭載予定だった「クラスJ」シートの未使用新品の販売が2月16日、同社の通販サイト「JALショッピング」で再開された。価格は70万円(税込)で2席1セットの販売となり、1回目の前回は6時間で完売した。
今回のシートは前回2021年11月30日に販売したものと同じで、18セット用意。昨年3月で退役した777-300に搭載予定だったクラスJシートで、窓側左A/C席、中央左D/E席、中央右F/G席、窓側右H/K席と2席で1ユニットを構成している。
777-300は当初計画ではクラスJシートを積み換えて当面運航予定だったが、日米で起きたエンジントラブルなどの影響により退役が前倒しになり、搭載予定だったシートが余剰になった。このため、JALの創立70周年を記念した特設サイトで扱うことになった。
製造メーカーは独ZIM。従来のクラスJシートと同様に本革を採用しつつ、テーブルは従来の折りたたみ式から安定性のある1枚板に変わり、USB電源端子や読書灯を新設した。実機では737-800にも同じシートが搭載されている。
*クラスJ新シート搭載の経緯解説はこちら。
関連リンク
クラス Jシート (2席1ユニット)(JALショッピング)
70周年記念アイテム販売(JAL)
日本航空
70周年記念で販売
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クラスJ
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