日本航空(JAL、9201)は8月13日から、NTTドコモ(9437)やアシダ音響と共同開発したスマートフォン用タイピンマイクを、羽田の空港係員(グランドスタッフ)に導入する。
JALでは空港係員間の連絡にトランシーバーを利用しているが、ドコモのスマートフォンを導入し、最大200人の同時通話が行える同社のサービス「ボイスミーティング」を活用して複数スタッフが同時通話できるようにする。
タイピンマイクを使用することで、ボイスミーティング利用時にスマートフォンの画面確認や口元に近づけるなどの本体操作が不要となり、マイクを操作するだけで会話が行えるようになる。タイピンマイク導入により、トランシーバーと同等の操作性を維持しながらスマートフォンへ置き換えられるという。
13日に導入するのは羽田国内線の旅客部門VIP担当スタッフで、交代制のため1日あたりでは約35人が使用する。今後は利用範囲の拡大を予定している。
グランドスタッフへのスマートフォン導入は、今年2月から全日本空輸(ANA)が行っている。