エミレーツ航空(UAE)は8月6日、現地時間1日にエアバスA380型機の運航開始から5周年を迎え、同機の乗客数が1800万人を突破したと発表した。
5周年記念として米グーグルと提携。グーグルマップのストリートビューを利用し、A380の機内を360度のパノラマ画像で体験できるサービスを、同社ウェブサイト内に導入した。
豪華なファーストクラスや、広々としたビジネスクラス、高度4万フィート(1万2200メートル)でも飲み物を楽しめる機内ラウンジ、世界初の機内シャワースパ、コックピットなど、機内のすべてを楽しめる。
UAEは、2008年8月1日からドバイ-ニューヨーク間の定期便にA380を導入。現時点では、ドバイ、アムステルダム、オークランド、バンコク、北京、香港、ジェッダ、クアラルンプール、ロンドン・ヒースロー、マンチェスター、メルボルン、モスクワ、ミュンヘン、ニューヨークJFK、パリ、ローマ、ソウル、シンガポール、上海、シドニー、トロントの全21都市に就航している。
このほかの定期便や単発の特別便、到着地変更を含めると、5年間で計37空港に離発着した。日本には成田へ乗り入れていたが、羽田-ドバイ線開設とともに機材変更が行われている。
今年1月には、ドバイ国際空港のエミレーツ専用ターミナル「ターミナル3」内に、世界初のA380専用施設「コンコースA」を開業。コンコースAには、A380に対応した20の搭乗口と、世界最大級のファーストクラスとビジネスクラス専用ラウンジを完備している。
今後は、10月1日にブリスベン、12月2日にロサンゼルス、12月16日にモーリシャス、2014年1月にチューリッヒにA380の導入を予定している。現在運航中の最長ノンストップ区間はドバイ-ニューヨーク間で、航行距離は1万1023キロメートル、航行時間は13時間26分。一方、最短区間は香港-バンコク間で、航行距離は1900キロメートル、航行時間は2時間20分となっている。
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