全日本空輸(ANA/NH)は1月1日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」による成田発着の初日の出フライトを実施した。A380を投入するのは昨年に続き2回目で、全3機のうちブルーの初号機(登録記号JA381A)が使用された。
便名はNH2030便で、成田空港のA滑走路(RWY34L)を午前6時に離陸。長野県伊那市から駒ヶ根市の上空で初日の出を観賞し、愛知県豊橋市から太平洋へ抜け、伊豆諸島の御蔵島付近を通過後に北上し、外房の千葉県山武市から進入して成田のA滑走路(RWY34L)に午前8時11分に着陸した。
機内ではおせち風弁当と飲み物が用意され、ファーストクラスはデザート、ビジネスクラスはフィナンシェも提供。記念品はマグカップやお菓子などに加え、ファーストクラスはANAオリジナルのグローブトロッターのアメニティポーチ、ビジネスクラスはフレッドシーガルとのコラボレーションのアメニティキット、プレミアムエコノミーはフライング・ホヌのエコバックが用意された。
ANAの初日の出フライトは、2001年に開始。成田発着は昨年もA380を使用し、同じく初号機を投入した。年越しを控えた12月27日には、全長72.7メートル、全幅79.8メートル、全高24.1メートルの機体を15人掛かりで6時間かけて外観を洗浄する作業が行われた。
*初日の出フライト前に機体洗浄。記事はこちら。
*写真は11枚(今年も機内取材はありませんでした)。
関連リンク
全日本空輸
2022年の初日の出フライト
・JAL、初日の出フライトにA350初投入 年男の赤坂社長ら見送り(22年1月1日)
機体洗浄
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写真特集・ANA A380 FLYING HONUの機内
(1)個室ファーストクラスでプライバシー確保(19年5月21日)
(2)ペアシートもあるビジネスクラス(19年5月22日)
(3)2階後方にゆったりプレエコ(19年5月23日)
(4)カウチシートもあるエコノミー(19年5月24日)