ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は12月27日、エアバスA321LRの初号機(登録記号JA902P)の就航をさらに前倒しし、28日の関西発仙台行きMM133便から投入すると発表した。年末年始期間に悪天候が生じた際も、機材を柔軟に運用できる体制にするためだという。
*初便就航当日の記事はこちら。
運航スケジュールは28日から2022年1月11日までの予定。仙台行きMM133便は関西空港を午前9時25分に出発し、午前10時45分に着く。その後は仙台午前11時30分発の那覇行きMM421便、那覇午後4時5分発の関西行きMM216便に投入する。また、これら3便以外にも機材繰りなどの関係で投入する可能性があるとしている。
A321LRの就航セレモニーは、当初の予定通り1月18日に開催。関西発那覇行きMM211便の出発前に式典を開く。ピーチは「1月18日の便にご予約いただいたお客様には大変心苦しく、お詫びいたします」とコメントしている。
A321LRはA320neoの胴体を約6.9メートル伸ばしたA321neoの航続距離延長型で、LRは「Long Range(ロングレンジ)」の略。ピーチはA321LRの導入をコロナ前の2018年7月に発表した。座席数は1クラス218席で、現在運航しているA320ceo(従来型A320、1クラス180席)や、発展型で2020年10月に就航した低燃費・低騒音の新型エンジンを搭載するA320neo(1クラス188席)よりも多くの乗客を運べる。
国内の航空会社でA321LRを導入するのはピーチが初めて。既存機よりもシートピッチが広くなり、充電用USB端子も備える。
運航スケジュール(12月28日から1月11日まで)
MM133 関西(09:25)→仙台(10:45)
MM421 仙台(11:30)→那覇(14:55)
MM216 那覇(16:05)→関西(18:00)
1月18日の就航セレモニー実施便
MM211 関西(07:15)→那覇(09:45)
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ピーチ・アビエーション
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