日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、3機目となるボーイング787-8型機(登録記号JA824J)を12月18日にも就航させる。初便は成田発ソウル(仁川)行きZG41便となる見込みで、同便は乗客を乗せない貨物専用便となる。
JA824Jは2012年9月24日にJALへ引き渡された機体で、JALでの座席数は2クラス206席のE03仕様だった。ZIPAIRでの座席数は2号機までと同一仕様の2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっている。
ZIPAIRは現在、成田-バンコク、ソウル、ホノルル、シンガポールの4路線を運航。今後は年2機ずつ増機して2024年度には10機体制を目指す。今年度に導入を計画している3号機と4号機のうち、1機は新造機を受領する見込みだが、ボーイングの製造工程で不具合が生じたことなどから、当初は新造機を予定していた3号機は2号機までと同じ元JAL機になった。
25日には、LCC初の太平洋横断路線となる成田-ロサンゼルス線を開設する。
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ZIPAIR
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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも
写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ