エアライン — 2021年12月11日 16:29 JST

JAL、パイロットの訓練ノウハウ生かした企業研修 2月から

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、パイロットの訓練ノウハウを生かした企業・団体向けの研修を2022年2月1日から始める。現役パイロットや訓練担当者などが講師となり、対面形式の講座を開く。

パイロットの訓練ノウハウを生かした企業研修を2月から始めるJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 講座はの内容は「安全のためのパイロットのレジリエンス」と「トレイン・ザ・トレーナー」、「コミュニケーションスペシャリスト」。レジリエンスは英語で回復力や復元力、弾力を意味するもので、安全分野では「さまざまな要因を柔軟に対処しながら安全を確保する」との意味で使われている。フライトで起こるさまざまなリスク要因に対し、パイロットは対処を講じて安全を確保しており、講座ではパイロットのレジリエンスをはじめ、レジリエンスに求められる思考や行動、コミュニケーションなどを学び、ディスカッションなどを通じて理解を深める。

 トレイン・ザ・トレーナーでは、インストラクターなど育成する立場の人に、育成するための知識やスキルを理解してもらうもの。JALでもパイロットのインストラクター任用教育に生かしている。コミュニケーションスペシャリストは、言語や非言語を問わず、正確な情報の取得と伝達方法を、簡潔で誤解のないパイロットのコミュニケーション方法から学ぶ。

 JALは、今年4月から客室乗務員が講師を務めるサービス教育プログラム「JALビジネスキャリアサポート(JAL-BCS)」をスタート。法人向けから始め、7月からは就職活動中の学生向け講座、9月からは個人向けマナー講座など事業領域を広げている。

 問い合わせは電子メール(jal_business_support【半角アットマーク】jal.com)で受け付けている。

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