エアバス, エアライン, 機体 — 2021年12月10日 12:41 JST

ピーチ、A321LRをALCからリース導入 2月就航へ

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 米国の航空機リース大手ALC(エア・リース・コーポレーション)は現地時間12月8日、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)がエアバスA321LRの初号機を同社からリース導入したと発表した。エンジンはCFMインターナショナル製LEAP-1A32となる。当紙既報の通り、2022年2月1日に就航する見込みで、当初は国内線に投入する。

*初便就航当日の記事はこちら

ファンボロー航空ショーでA321LR導入を発表するピーチの井上CEO(中央右、当時)=18年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ピーチはA321LRの導入をコロナ前の2018年7月に発表。座席数は1クラス218席で、現在運航しているA320ceo(従来型A320、1クラス180席)や、発展型で低燃費・低騒音の新型エンジンを搭載するA320neo(1クラス188席)よりも多くの乗客を運べる。新事業領域の中距離国際線を念頭に置いた航続距離が長い機材となる。

 当初は2機導入予定だったが、その後の発注変更により6機に増やした。初回発注2機のエンジンはLEAP-1Aを選定しており、ALCから長期リースで導入する。2月の就航時は、関西ー那覇線と関西ー札幌(新千歳)線の2路線に投入を予定している。

 A321LRはA320neoの胴体を伸ばしたA321neoの航続距離延長型で、LRは「Long Range(ロングレンジ)」の略。3個目の中央燃料タンクを追加することで、航続距離はA320neoの6300キロよりも1100キロ長い7400キロとなり、ピーチは東南アジアなど片道7時間程度の中距離国際線への投入を計画している。ピーチはALCからA320neoも2機リース導入している。

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