エアライン, 機体 — 2013年7月30日 07:00 JST

全日空、9月から機内食や寝具刷新

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 全日本空輸(ANA)は7月29日、機内食や寝具などの機内サービスを9月から刷新すると発表した。

 機内食は10人の著名シェフと5人のお酒やコーヒーの専門家、9人のANAシェフからなる「ザ・コノシュアーズ」を立ち上げ、国際線の食事と飲み物、国内線プレミアムクラスの食事をプロデュースする。成田発の北米・欧州線ファーストクラスでは、懐石「辻留」の京懐石や、人気高級フランス菓子店「ピエール・エルメ・パリ」のクロワッサンなどを用意。ビジネスクラスも洋食コースや郷土料理を揃える。

 ANAによると、従来著名シェフのメニューは長距離路線に限られていたが、今回はアジア路線など中近距離でも提供するという。

ANAが欧米線ファーストクラスで提供する辻留の京懐石(ANA提供)

 また、国際線ファーストクラスとビジネスクラスでは、1566年創業の寝具メーカー東京西川と共同開発した寝具を用意。体圧分散に優れたマットレスなどで、寝心地の良さを打ち出していく。ビジネスクラスでは、新たにアメニティーをフランスの人気ブランド「ロクシタン」のもので揃え、ポーチに入れて提供する。

 9月からの機内サービス刷新に先駆け、ブランドコンセプトを表す「インスピレーション・オブ・ジャパン」の文字をデザインした機体の初号機を、8月24日から就航させる予定。日の丸のサイズも大きくなる。最終的には全機材にデザインするという。

東京西川の寝具を採用するファーストクラス(ANA提供)

ブランドコンセプト「インスピレーション・オブ・ジャパン」の文字をデザインした777-300ERの機体例(ANA提供)

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