エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2021年11月29日 14:25 JST

エア・ドゥ、ポケモン「ロコンジェット」公開　12/1就航、デザインは初の左右非対称

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　エア・ドゥ（ADO/HD）は11月29日、就航を2日後に控えたポケットモンスター（ポケモン）のキャラクター「アローラロコン」と「ロコン」を描いた特別塗装機「ロコンジェット北海道」（ボーイング767-300ER型機、登録記号JA607A）を、羽田空港で報道関係者向けに公開した。エア・ドゥ機初めて左右非対称のデザインを取り入れた機材となる。初便は12月1日の新千歳発羽田行きHD20便で、乗客にはプレゼントを手渡す。

ロコンとイエローをデザインしたエア・ドゥの特別塗装機「ロコンジェット北海道」の機体右側＝21年11月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　ロコンジェットに描かれるアローラロコンとロコンはキツネのポケモンで、北海道を道内外にPRする「北海道だいすき発見隊」に任命されていることから選ばれた。機体左側にアローラロコン、右側はロコンを描き、エア・ドゥのコーポレートカラー「AIRDOブルー」を左に、「AIRDOイエロー」を右に配した。

エア・ドゥの特別塗装機「ロコンジェット北海道」の機内で提供する紙コップ＝21年11月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　初便の羽田行きHD20便は、新千歳空港を午後0時20分に出発し、午後2時に到着する。客室ではヘッドレストカバーを3種類用意し、アローラロコンを右側のA席からC席、ロコンを左側のE席からF席、それぞれ3席ずつに配置。2匹描いたカバーを中央のD席とロコンのポケモン図鑑番号37番にちなんだ37列目のA席からG席に使用する。客室乗務員はオリジナルエプロンを着用し、ドリンクはオリジナル紙コップで提供する。エプロンは当初ロコンジェットの機内で販売し、エア・ドゥの就航日となる12月20日をめどに全機に拡大する見込み。

　ロコンジェット北海道として運航するJA607Aは、全日本空輸（ANA/NH）が国内線に投入していた機材で、11月2日付でエア・ドゥの機材となった。塗装作業は那覇空港にあるANAホールディングス（ANAHD、9202）などが出資する整備会社MRO Japan（MROジャパン）で5日から26日まで進められ、羽田には公開前日の28日夜に到着した。

　ANA時代の座席数はプレミアムクラス10席と普通席260席の2クラス270席だったが、エア・ドゥでは全270席を普通席として販売する。

　ロコンジェットは5年間運航を予定。同機が就航すると、ポケモンのキャラクターを描いた現行機は、2020年12月19日に就航したソラシドエア（SNJ/6J）の宮崎県をPRするデカール機「ナッシーリゾート in 宮崎号」（737-800、JA812X）、スカイマーク（SKY/BC）が今年6月21日に就航させた「ピカチュウ」をデザインした特別塗装機「ピカチュウジェットBC」（737-800、JA73AB）と合わせて計3機で、塗装による機体が2機とデカールを貼った機体が1機となる。

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