日本航空(JAL/JL、9201)の客室乗務員による「ふるさと応援隊」が11月25日、新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」で同日開幕したイベント「新潟市DAY」に参加し、幻の西洋ナシと呼ばれる「ル レクチエ」など県産品をPRした。
ル レクチエは19日に販売解禁日を迎えたばかり。JAL新潟支店の近藤一孝統括マネジャーによると、お歳暮など贈答品として人気の高級品だという。また、トマトとは思えない食感が特徴のミニトマト「天使の唇」も用意した。
ふるさと応援隊は2020年12月に発足し、都道府県ごとに出身者やゆかりのある客室乗務員を約20人ずつ任命して約1000人が活動。新潟県担当も20人が活動中で、28日まで4日間開催される今回のイベントには、4人が2班に分かれて参加する。
25日に参加した入社7年目の客室乗務員の西田真弓さんは、母方の祖母が新潟県在住。「コロナ前は年に2、3回訪れており、ル レクチエも小さい頃から祖母の家で食べていました」と話す。大学時代も新潟県の地域活性化などで接点があったことから、応援隊発足当初から活動しているという。
最近は国際線も含めて乗務する機会が増えたという西田さん。「これまではお客様が少ないことで丁寧にできていたことを、お客様が増えてからもできるようにしていきたいです」と話した。
応援隊の客室乗務員は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として他県への移動制限があったことから、これまでは新潟県入りできず、開催できなったイベントもあった。近藤さんは「新潟に客室乗務員が来られないのならばと、首都圏で県産品をPRする場を考えました」と、11月のル レクチエの販売解禁に合わせた今回のイベントの開催が7月に決まったという。4日間でル レクチエを1000個、天使の唇を500パック販売するのが目標だ。
JALの新潟空港発着便は伊丹線と札幌(新千歳)線の2路線で、いずれもグループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)が運航。伊丹空港で10月30日にジェイエアと空港を運営する関西エアポートが共催した「空の市」では、佐渡島のおけさ柿や長岡市の油揚げを販売した。12月もカニやノドグロを伊丹で販売する予定だという。
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表参道・新潟館ネスパス
日本航空
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