日本航空(JAL/JL、9201)は、就航を延期していたエアバスA350-900型機の13号機(登録記号JA13XJ)について、11月18日から運航を開始する。初便は羽田発伊丹行きJL107便を予定し、当初より1日遅れの投入となる。
初便となる伊丹行きJL107便は、羽田を午前8時30分に出発。午前9時40分に伊丹へ到着する。
13号機は、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズで現地時間11月10日に引き渡され、羽田には13日午後3時30分に到着。その後は羽田の格納庫で客室内に鶴丸ロゴを飾るなどの「就航前改修」を行っていた。当初、17日の羽田発福岡行きJL305便に投入し運航を開始する予定だったが、機材繰りにより延期となっていた。13号機の投入により、今年度内に計画している14機体制まであと1機となる。
JALのA350-900は国内線用機材で、13号機の座席数はこれまでの機体と同じ3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)。全クラスに新シートを導入し、全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料で提供する。繁忙期などには、普通席を増やした3クラス391席仕様(ファーストクラス12席、クラスJ 56席、普通席323席)に変更できる。
10月31日開始の冬ダイヤからは、羽田-伊丹線にもA350を投入。これにより、国内幹線全4路線でA350を運航することになった。また、今年3月26日から投入している伊丹-那覇線は、ファーストクラスを羽田便以外で初導入した。
JALのA350はボーイング777型機の後継機で、確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入できる契約を締結している。A350-900は主に国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となり、A350-1000は2023年度の就航を計画している。
13号機はJALが今年度に受領したA350としては5機目。年度内に15号機まで引き渡され、2022年3月末時点で14機が運航中となる見込み。
関連リンク
日本航空
17日に就航予定だった
・JALのA350、13号機の就航延期 機材繰りで(21年11月16日)
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写真特集・JAL A350-900
(1)ファーストクラスはゆとりある個室風
(2)クラスJは新レッグレストで座り心地向上
(3)普通席も全席モニター完備
(4)大型モニター並ぶコックピットや落ち着いたラバトリー
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