全日本空輸(ANA)と三井住友カードは7月25日、両社が発行するANAカード会員を対象に、日本初となる銀聯(ぎんれん)ブランドの提携カード「ANA 銀聯カード」を発行すると発表した。29日から募集を開始する。
銀聯ブランドのカードは、2012年12月末時点で中国国内で約35億枚が発行されており、中国で最も普及しているカード。中国全土約480万店で利用できる。中国国内では、銀聯以外の国際ブランドと提携する加盟店が少ないことから、ANAカードに同カードを発行することで、カード利用の範囲拡大を図る。
中国を中心としたアジア圏でのニーズが高いことから、同カードを発行することになった。三井住友の銀聯カードに比べ、ANAマイル交換率が優遇されており、利用金額に応じて貯まるポイントは、2マイル多い1ポイントを5マイルに交換できる。
ANAと三井住友カードは、同カード発行を機に、中国銀聯との連携を強化し、中国銀聯が提携する金融機関や中国の旅行会社などを通じて在日中国人に対するプロモーションを実施するなど、アジア地域の旅客需要の取り込みを図る。
発行手数料は、2014年3月末まで無料。
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