ジェットスター・ジャパン(JJP)は7月25日、国内の低コスト航空会社(LCC)では初めて航空貨物事業に参入すると正式に発表した。航空貨物の総販売代理店(GSA)のエアロジスティクス・ジャパンと提携し、26日から開始する。
貨物事業を行うのは、成田空港と関西空港から札幌、福岡、那覇を結ぶ幹線で、計7路線。輸送体制が整い次第、中部、大分、鹿児島、松山への拡大を予定している。
当初の便数は1日21往復で、このうち成田路線が16往復、関西が5往復。1便あたりの最大積載量は約5トンとなる。
JJPが運航するエアバスA320型機は、全13機が貨物コンテナ「LD-3」の低層型の搭載に対応しており、1機あたり7台のコンテナを搭載できる。JJPは24機体制を目指しており、今後受領する11機もコンテナ搭載に対応予定。
貨物事業では最大5台のコンテナを使用し、エアロ社にコンテナを積む場所を提供する形で事業を行う。荷主の契約先はエアロ社となる。
今後はジェットスターグループとの国際線接続も活用し、国際貨物事業も視野に入れた展開を図る。
貨物事業路線
成田-札幌
成田-関西
成田-福岡
成田-那覇
関西-札幌
関西-福岡
関西-沖縄
* 他就航地は体制が整い次第順次開始
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