日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社ジャルパックは、年内に退役する北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)のサーブ340B型機のラストフライトとなるチャーターを12月27日に実施する。抽選販売で11月8日まで受け付ける。
HACはJALのグループ会社で、1998年3月の就航当初から運航してきた3機のサーブ340Bを、同数のATR製ATR42-600型機へ順次置き換えを進めている。すでに2機のサーブ340Bが退役済みで、残りは2号機(登録記号JA02HC)のみとなった。同機が退役すると、国内の航空会社から同型機が姿を消す。
12月27日のチャーターが最後の商業運航となり、拠点の札幌・丘珠空港を午前9時に出発し、鹿児島へ午後5時10分に到着する見通し。鹿児島空港は整備委託先である日本エアコミューター(JAC/JC)の拠点で、売却整備をJACが実施する。丘珠から鹿児島までは約8時間のフライトで、途中三沢空港と中部空港(セントレア)を経由しながら日本列島を南下する。
旅行代金は1人当たり9万9000円からで、定員22人。代金にはチャーターフライトのほか弁当や飲み物(ノンアルコール)、土産などが含まれる。
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