2月15日に日本航空(JAL)が発表した2012年度から5カ年の中期経営計画。これまではロードファクター(座席利用率)やユニットコストなど採算面の数字を見てきた。しかし、航空会社を利用する側にとって重要な話題は、こうした数字よりもマイレージサービスだ。4月に入り、ゴールデンウィークや夏休みの旅をどうするかを考える人も多いだろう。
JALは中期計画で「使いやすい特典航空券」「貯めやすく使いやすいプログラム」という二つの方針を打ち出したが、どのような変更が行われたのだろうか。
なぜアップグレード廃止?
燃油費の高騰などでマイレージサービスを見直す航空会社が世界的に増えている。一方で、格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)との競争が激化するなか、
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