エアバス, エアライン, 機体, 解説・コラム — 2021年9月6日 00:15 JST

少し懐かしい厚めのシート 写真特集・スターフライヤー初購入機JA08MCの客室

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 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)が2012年に初めて自社購入機として導入したエアバスA320型機の8号機(登録記号JA08MC)。翌年に計画していたグアム就航を視野に、洋上を長時間飛行する際に必要な航空当局の承認「ETOPS(イートップス)」を同社で初取得したり、貨物コンテナに対応するなど、新しい試みが多い機体だった。2014年にセール・アンド・リースバックでリース契約となったことから、9年間の運航を終えて7月に米国へ向かった。

スターフライヤーのA320 8号機JA08MCのシート。翌13年受領の12号機からは薄型シートになった=21年7月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2006年に就航したスターフライヤーは、ゆとりのある客室を売りにしてきた。当初から国内線にもかかわらず全席に個人用液晶モニターや電源コンセントを備え、座席数を4号機までは1クラス144席、5号機以降は同150席と、大手よりも席数を抑えた。シートピッチは14号機までが34インチ(約86センチ)と大手の普通席より2インチ程度広く、台北就航に向けて2018年に受領した15号機からは客室後部のギャレー(厨房設備)のうち半分をラバトリー(化粧室)としたことでレイアウトに余裕が生まれ、さらに1インチ広い35インチ(88.9センチ)とした。

 就航時から採用している革張りシートも、8号機受領の翌2013年に導入した12号機からは薄型化。4センチ分あった液晶モニターが埋め込まれ、同じシートピッチでも空間が広くなった。

 こうした最近の客室仕様のトレンドを盛り込んだ12号機以降と比べ、8号機は厚めのシートなど、少し前まで一般的だった光景が広がる。本写真特集では、ちょっと懐かしさを感じる客室を取り上げる。

*写真は30枚。

北九州空港からアリゾナへ向かうフェリーフライトで経由地の女満別空港を出発するスターフライヤーのA320 8号機JA08MC=21年7月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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