エアライン, 機体 — 2021年8月31日 15:25 JST

HACのサーブ初号機、最終運航9/7に変更

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 北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は8月31日、同社最初の航空機であるサーブ340B型機初号機(登録記号JA01HC)のラストフライトについて、9月7日に変更すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に伴う減便などによるもので、当初の予定から1日後ろ倒しし、最終便も函館発札幌(丘珠)行きJL2754便に変更する。

ラストフライトが9月7日に変更となったHACのサーブ340B初号機JA01HC=20年10月PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 1998年3月28日に就航したHACは、旧日本エアシステム(JAS、現JAL)と北海道による第3セクターとしてスタートし、現在は日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社。サーブは1クラス36席のターボプロップ機で3機導入し、最初の退役機となる3号機(JA03HC)は2020年12月29日に退役している。初号機は23年の歴史に幕を下ろし、ラストフライトを終えると残りは2号機(JA02HC)のみとなり、秋ごろに姿を消す見通し。

 初号機の運航最終日となる9月7日は、函館行きJL2755便が丘珠を午後5時20に出発し、午後6時着。最終便の丘珠行きJL2754便は午後6時30分に出発して、午後7時10分に到着する。最終便は当初、6日の丘珠発函館行きJL2753便と函館発丘珠行きJL2752便を予定していたが、変更後は1便遅い便となる。

HAC塗装の初号機の横を走行する最初に鶴丸塗装になった2号機=16年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 初号機は1997年12月22日受領。JALがHACの経営から離れていた2011年11月30日から、HACが当時制定したロゴマークをまとい、緑色のHAC塗装で約6年間運航してきた。その後、2017年11月に行われた重整備に合わせ、ほかの2機と同じ鶴丸塗装に塗り替えられた。

 HACは現在機材更新を進めており、2020年4月12日に後継機のATR製ATR42-600型機(1クラス48席)を就航させ、サーブと同数の3機を導入する。2号機は今年4月に就航し、最後の3号機は11月に就航する見通し。これに合わせてサーブが退役し、日本の航空会社が運航するサーブはすべて姿を消す。

9/7の最終便運航スケジュール
JL2755 札幌(17:20)→函館(18:00)
JL2754 函館(18:30)→札幌(19:10)

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