スカイマーク(SKY/BC)は7月30日、増資と劣後ローンによる総額40億円の資金調達を9月下旬に実施すると発表した。持ち株比率は増資後も変わらず、株主の投資ファンド「インテグラル」と関連ファンドが過半数を維持する。
普通株式による増資と、資本性劣後ローンが20億円ずつ。劣後ローンは日本政策投資銀行(DBJ)が貸付人で、借入期間は10年間となる。
増資後の持ち株比率は、インテグラルと関連ファンドが50.1%、UDSエアライン投資事業有限責任組合が33.4%、ANAホールディングス(ANAHD、9202)が16.5%となる予定で、増資前と同じ。
また、300億円のタームローンの1年延長と新規のコミットメントライン20億円について、取引金融機関と合意したと発表した。
スカイマークの2021年3月期通期決算は、純損益が163億4200万円の赤字(20年3月期は12億6500万円の赤字)と2期連続で最終赤字となった。また、資本金を1億円に減資している。
関連リンク
スカイマーク
・ スカイマーク、9月に40億円調達 無償減資も実施(21年8月26日)
・お盆の国内線、予約率5割 大きく前年越えも“コロナ慣れ”影響か(21年7月29日)
・スカイマーク21年3月期、最終赤字163億円 2期連続、資本金1億円に(21年6月28日)
・スカイマーク、ピカチュウの特別塗装機 沖縄路線に5年間(21年6月21日)