エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2021年7月28日 12:30 JST

JAL、世界文化遺産記念し特別塗装機 北海道・北東北の縄文遺跡群

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 「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産への登録が7月27日に決定したことを受け、日本航空(JAL/JL、9201)は28日、特別塗装機「JAL JOMONジェット」(ボーイング737-800型機、登録記号JA329J)を8月5日に就航させると発表した。初便は5日の羽田午前7時50分発青森行きJL141便を予定している。

北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録を記念した特別塗装機「JAL JOMONジェット」のイメージイラスト(JALのサイトから)

 北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道と青森県、岩手県、秋田県の1道3県にある17の遺跡で構成され、狩猟や採集、漁を基盤に人々が定住して集落が発展し、1万年以上続いた「縄文時代」の生活や精神文化を現代に伝える貴重な文化遺産。北海道函館市の大船遺跡、青森県青森市の三内丸山遺跡、岩手県一戸町の御所野遺跡、秋田県鹿角市の大湯環状列石などがある。

 JOMONジェットは、機体に青森県の児童が縄文遺跡群を表現したイラストをアレンジして描いた。座席数は通常の737-800と同じく2クラス165席(クラスJ 20席、普通席145席)で、初便の羽田発青森行きJL141便のほか、登録地域の路線では5日は秋田午後5時35分発の羽田行きJL166便、6日は函館午前10時発の羽田行きJL584便などに投入を予定している。

 機内誌「SKYWARD」9月号では登録を祝う特集、10-2022年3月号では、世界文化遺産に関する紹介記事を継続的に掲載していく。JALではこれまで、縄文遺跡群の認知拡大のため空港の地上係員が「縄文バッジ」を着用するなど登録活動を支援してきた。

 また、ユネスコの世界自然遺産には、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島の4地域の登録が26日に決まった。

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