官公庁, 空港 — 2021年7月11日 11:50 JST

大島空港、愛称は「東京大島かめりあ空港」

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 伊豆諸島の大島空港を管理する東京都は7月9日、愛称を「東京大島かめりあ空港」に決定したと発表した。大島を代表する花であるツバキをモチーフに、外国人にも親しんでもらえるよう英語名の「カメリア」を採用したという。

愛称が「東京大島かめりあ空港」に決まった大島空港(都のサイトから)

 都によると、応募者の60%以上がツバキをモチーフに使用しており、親しみやすさと柔らかさでひらがな表記を決めた。また、大島が都に属し、島の魅力を知って欲しいと「東京大島」にしたという。

 5月28日から6月11日まで都が愛称を募集したところ、重複を除いた愛称案2639件の応募が2236人からあったという。大島空港愛称候補選定委員会が候補を選定し、都が最終決定した。

 ツバキ以外に多かったモチーフは、あんこさん、三原山(御神火)、ジオパーク、バウムクーヘン。採用案の1人には、賞状と調布飛行場-大島空港間の往復ペアチケットを贈る。また、応募者の中から抽選で5人に大島の海産物を記念品としてプレゼントする。

 都港湾局離島港湾部管理課によると、「大島旅行の思い出や、新型コロナウイルス感染症が収束したら大島に行きたいという声を多くいただいた」という。

 大島空港は地方管理空港で、滑走路は1800m×45mが1本。現在は新中央航空と東邦航空が乗り入れている。全日本空輸(ANA/NH)も羽田-大島線を運航していたが、2015年10月24日を最後に撤退。東京・竹芝客船ターミナルと大島を1時間45分で結ぶ高速ジェット船との競争が激しく、例年赤字が続いていた。

関連リンク
東京大島かめりあ空港(東京都)

ANA、羽田ー大島が最終便 国際線強化へ(15年10月24日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post