日本航空(JAL/JL、9201)グループで機内食を手掛けるジャルロイヤルケータリング(JRC)は7月8日、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001:2015」の認証を6月に取得したと発表した。
JRCは、調理中に出る野菜の切れ端などを飼料化する取り組みを2019年実績値で月間4トン実施しており、工場排水の処理に薬品を一切使わず、酵母により環境負荷をかけない「排水処理設備(バイオルンシステム)」を導入するなど、環境負荷低減を進めてきた。
ISO14001取得の対象事業所は、JRC本社と羽田工場、成田工場。認証範囲は機内食の調製と搭載、これに関連する倉庫業、たばこ・酒類の販売となる。
今後は機内食の食べ残しと調理時の食品廃棄の削減につなげていく。
JRCは、JALと外食事業を手掛けるロイヤルの合弁会社として1995年4月に事業開始。JALの国際線と日本貨物航空(NCA/KZ)、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)の機内食を受託している。
関連リンク
ジャルロイヤルケータリング
・JAL、空の上で洋食 近距離国際線エコノミーで(18年12月1日)
・JAL、機内食冬メニュー スープストックトーキョーと初コラボ(14年11月18日)