アシアナ航空(AAR)のソウル発サンフランシスコ行きOZ214便(ボーイング777-200ER型機、登録番号HL7742)が現地時間7月6日(日本時間7日未明)、着陸に失敗し、機体の一部が炎上して大破した。AFP通信などの報道によると、少なくとも2人が死亡し、130人が負傷したとみられる。
AARによると、同便には乗客291人と乗員16人の計307人が乗っており、仁川空港を定刻の5分遅れとなる6日午後4時35分に出発。サンフランシスコ空港で着陸に失敗した。機体前方の天井が焼け落ち、垂直尾翼と水平尾翼、機体尾部がばらばらになった。同社の記録では到着時刻は6日午前11時28分。
乗客は中国人141人、韓国人77人、米国人61人、日本人1人が含まれており、外務省によると日本人は軽傷だという。
777にとっては1995年の就航以来、初の死亡事故となった。米国家運輸安全委員会(NTSB)は調査官を現地に派遣した。AFP通信によると、米国連邦捜査局(FBI)は現時点で、事故はテロによるものではないとの見方を示している。
AARによると、事故機は2006年3月に受領。現在同機を含む12機の777-200ERを保有しており、6種類ある座席配列のうち295席仕様(ビジネス24席、エコノミー271席)。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製PW4090。
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アシアナ航空
【お知らせ】
5段落目「12機を保有」を「12機の777-200ERを保有」に補足しました。(2013年7月8日 0:31 JST)
事故機について一部更新しました。(2013年7月7日 10:01 JST)
情報を一部更新しました。(2013年7月7日 9:55 JST)