タイ国際航空(THA/TG)は7月1日、バンコク-中部線の旅客扱いを一部再開した。これまでは貨物のみ搭載していたが、中部圏からタイへの赴任や帰国などの需要に応じるもので、2020年3月以来1年4カ月ぶりの旅客便再開となった。
1日の旅客再開初便の乗客は、中部行きTG644便とバンコク行きTG645便合わせて40人。貨物は両便とも満載で、主な積荷はTG644便がコンピュータ周辺機器や部品、自動車関連部品、TG645便が自動車関連部品と素材だった。
旅客便は週2往復で、木曜と日曜に運航。機材はエアバスA350-900型機で、座席数は2クラス311席(ビジネス30席、エコノミー281席)となる。中部線はこれまで旅客機で貨物のみを運ぶ貨物専用便として運航していたが、タイ航空によると中部経済界から赴任者の渡航などで旅客便の再開を望む声が多く、7月から再開することにしたという。
運航スケジュールは、中部行きTG644便がバンコクを午前0時5分に出発し、午前8時着。バンコク行きTG645便は午前11時に中部を出発して、午後3時に到着する。搭乗時には入国許可証(COE)が必要で、タイ入国後は隔離期間が設けられている。
運航スケジュール
TG644 バンコク(00:05)→中部(08:00)運航日:木日
TG645 中部(11:00)→バンコク(15:00)運航日:木日
関連リンク
タイ国際航空
・タイ国際航空、中部-バンコク7月再開 A350で週2往復(21年6月3日)
・タイ国際航空、パイロット395人削減へ A380退役も(21年2月9日)
・タイ国際航空、日本定期便21年1月再開へ 成田週3往復、関空は週1往復(20年12月1日)
・タイ国際航空、破産申請 運航は継続(20年5月19日)