リムジンバスを運行する東京空港交通は、成田空港から都内のホテルへ向かう入国者専用バスを東京・箱崎のTCAT(東京シティエアターミナル)経由に変更し、事前予約したハイヤーや送迎車に乗り継げるサービス「Limousine Direct Connection」を7月1日から始める。
成田発の専用バスは1日3便で、午前10時と午後6時、午後9時に出発する。海外から日本へ入国した人のうち、入国検疫で検査結果が陰性の人のみ利用できる。
TCATで乗り継げるハイヤーは日の丸交通が運行。東京23区と三鷹市、武蔵野市まで乗車でき、料金は大人1人でハイヤー1台利用が2万円(税込)、2人で2万4000円などとなっており、専用バスの運賃4000円が含まれる。ハイヤーの行き先は複数人の利用でも1箇所のみ。利用者自身が手配する送迎車の場合は追加料金はなく、運賃4000円で利用できる。
予約はハイヤーへ乗り継ぐ場合は乗車2日前の午前0時まで、送迎車乗り継ぎは1日前の午前0時まで。TCATで下車できるのは、ハイヤーか送迎車への乗り継ぎを予約した人のみ。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、入国者は鉄道などの公共交通機関を利用できないことから、東京空港交通は2020年12月16日から赤坂・新宿のホテル13カ所へ向かう専用バスを成田と羽田から運行している。
今回TCAT経由に変更するのは成田発の専用バスで、自宅やバスの行き先以外のホテルに宿泊する人も専用バスを利用しやすくなる。羽田発の専用バスはTCATを経由せず、従来通りホテルへ向かう。
関連リンク
東京空港交通
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