全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)は6月3日、聖火特別輸送機「TOKYO 2020号」(ボーイング787-8型機、登録記号JA837J)のモデルプレーンを2020機限定で予約販売すると発表した。木製の台座にシリアルナンバーと聖火リレーのエンブレムが入る。
モデルプレーンは1/200スケールで、価格は1万6500円。両社の通販サイトで扱い、ANAは「ANAショッピング A-style」、JALは「JALショッピング」で販売する。
聖火を運んだTOKYO 2020号は、JALの787-8を使用。機体前方に聖火ランナーのピクトグラムが描かれ、垂直尾翼には東京大会の聖火リレーエンブレムがデザインされた。機体全体で聖火リレーによる1本の希望の道を表し、「2020号」は英語の「Go」とかけた。機体前方には、東京大会のオフィシャルパートナー(航空輸送カテゴリー)を務めるANAとJALのロゴが描かれていた。同機の外観はすでに通常塗装に戻されている。
TOKYO 2020号はアテネ行きJL1964便として、羽田を2020年3月18日午後0時50分に出発し、アテネには午後6時33分に到着。宮城県の航空自衛隊松島基地へ向かうJL2020便は、19日午後3時11分にアテネを出発して、予定より約1時間早い20日午前10時に到着した。
松島基地周辺では、この日は早朝から強風が吹いており、着陸できない場合は到着地を羽田へ変更する可能性もあったが、到着を早めることで回避した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が終息しない中、IOC(国際オリンピック委員会)は東京大会の開催を目指している。
*聖火到着時の様子はこちら。
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