ボーイング, 機体 — 2021年5月25日 17:15 JST

SMBCアビエーションキャピタル、737MAXを14機追加発注

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 ボーイングは現地時間5月25日、大手航空機リース会社のSMBCアビエーションキャピタルが、737-8(737 MAX 8)を14機追加発注したと発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)収束後の航空需要回復に向け、ナローボディー機(狭胴機、単通路機)の経年機を置き換える需要に対応する。今回の発注で、SMBCが発注している737 MAXファミリーは121機となった。

SMBCアビエーションキャピタルの737-8のイメージイラスト(ボーイング提供)

 737-8の標準座席数は2クラス162-178席、1クラスでは最大210席で、日本国内で多くの航空会社に採用されている737-800の後継機。CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載し、燃費とCO2(二酸化炭素)排出量を16%改善するとしている。SMBCアビエーションキャピタルでは、アジアや新興国のLCC(低コスト航空会社)をはじめ、欧米の大手航空会社などにリースする。

 今年1-3月期(第1四半期)は、737-8を13機顧客へ引き渡しており、米サウスウエスト航空(SWA/WN)へ11機、独TUIグループへ2機となっている。

 SMBCアビエーションキャピタルは、三井住友フィナンシャルグループ(8316)と住友商事(8053)の関連会社。英国大手金融機関ロイヤルバンク・オブ・スコットランドグループ(RBS)傘下の航空機リース事業を、2012年6月に共同買収して運営を開始した。

 また、ボーイングはコックピットで電気系統の不具合が見つかったことで、737 MAXの引き渡しを4月から一時中断していたが、5月中旬に再開した。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が最大30機の発注を計画しているが、正式発注には至っていない。20機を確定発注、10機をオプションとするもので、国内線で運航する737-700と-800の後継機として2021年度から2025年度にかけて受領する計画だった。発注に至った場合、現時点では日系航空会社初の契約となる。

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SMBC Aviation Capital
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