日本航空(JAL/JL、9201)は5月13日、国内線について5月の追加減便と6月の減便を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によるもので、運航率は5月が63%、6月は5ポイント改善して68%となる。今回の国内線減便に伴い、羽田空港第1ターミナル北ウイングの保安検査場Eを5月17日から当面閉鎖する。
5月の追加減便は18日から31日までで、今回発表分は49路線559便。5月全体では計画121路線のうち88路線9912便が運休・減便となる。6月は1日から30日までが対象で、86路線8201便が運休・減便する。
保安検査場Eを閉鎖後は、南ウイングの保安検査場BとC、北ウイングの保安検査場Fの残り3カ所の利用を呼びかけている。第2ターミナルに乗り入れる全日本空輸(ANA/NH)は、4カ所ある保安検査場のうち1カ所は昨年4月から閉鎖したままの状態が続いている。
—記事の概要—
・5月追加減便
・6月減便
5月追加減便
5月の追加減便のうち、羽田発着の幹線4路線は、札幌(新千歳)線が減便前の1日8-11.5往復を同8-10.5往復に減便。伊丹線は10-13往復を10-12往復、福岡線は11-14往復を11-12往復、那覇線は8-10往復を8-9往復に、それぞれ減便する。
今回発表分のうち、期間中に1便も運航しない運休路線は2路線。伊丹-函館線、小松-那覇線を運休する。
一部の日が運休となるのは3路線で、伊丹-石垣線、岡山-那覇線、鹿児島-松島線が対象になる。
6月減便
6月の減便のうち、羽田発着の幹線4路線は、札幌線が減便前の1日16往復を同9-13往復に減便。伊丹線は15往復を13-14往復、福岡線は17往復を12-13往復、那覇線は12往復を8-10往復に、それぞれ減便する。
期間中に1便も運航しない運休路線は2路線。国際線との接続需要を担う成田-札幌線と福岡線が運休する。
一部の日が運休となるのは3路線で、成田-伊丹線と中部線、伊丹-函館線が対象になる。
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