北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は4月13日、仏ATR製ATR42-600型機の2号機(登録記号JA12HC)が20日に就航すると発表した。丘珠発函館行きJL2743便が初便となり、乗客には記念品を手渡す。
HACは丘珠を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社。ターボプロップ(プロペラ)機のATR42は、1998年の就航当初から使用してきたサーブ340B型機(1クラス36席)の後継機で、座席数は12席増えて1クラス48席になった。
初号機(JA11HC)は2020年4月12日に就航済み。2号機はATRの工場がある仏トゥールーズからタイやフィリピンなどを経由し、今月6日に鹿児島空港へ到着。検査などを実施後、20日の就航前に丘珠空港へ到着する。
初日の20日は、函館行きJL2743便が丘珠を午前8時30分に出発し、午前9時10分に到着。その後は丘珠行きJL2742便、丘珠発釧路行きJL2863便、釧路発丘珠行きJL2862便、丘珠発函館行きJL2749便、函館発丘珠行きJL2748便、丘珠発函館行きJL2753便、函館発丘珠行きJL2752便の4往復8便に投入する。
残る3号機(JA13HC)は年内に受領予定で、サーブ340Bからの置き換えを終える見通し。
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